About

LOVE KOGEIは、職人、作家、工芸に関わる教育者や評論家のコミュニティです。
工芸に関わる人々を紹介し、情報やアイディアを共有していきます。

工芸研究所
~愛しいものがある生活

忙しい毎日が続く朝
珈琲を飲みながら、ため息
ふとカップの手触りの温かさから
カップを作ってくれた作家さんのことを想い出す。

愛しいものがある生活
日本には、あなたの愛しいものをつくってくれる工芸という文化があります。
工芸研究所は、21世紀に、心を込めて丁寧に手作りでつくる文化の意味を世界中のみんなで考えるチームです。

日本には土地に長く伝えられてきた伝統的な工芸の技があり、その技を使って美しい工芸品を生み出す人の多くが、自然の声を聞いてものづくりを行っています。このような作り手には、自然とコミュニケーションし、目に見えないところまで、うそも手抜きもなく美しくつくろうとする精神が脈々と受け継がれているのです。このうそのない丁寧なものづくりを目指すという志は、工芸のみならず、メイドインジャパンに携わる人たちに通底している精神だと思ってきました。しかしながら、このような精神性が伝えられてきた日本でも今、世代の変わり目とグローバリゼーションの厳しい経済状況のなかで、次の世代へ伝えることが危ぶまれる時期に入ってしまいました。

今、地球上に住む誰もが望むべきことは、ただ二つのことではないでしょうか。一つは異なる文化を持った人々が戦争をしないで幸せに共存していくこと、そして二つ目は次世代の子どもたちに美しい地球をのこすことです。
私たちは、世界からアートと認められるレベルに達した、うそのない技が宿っている工芸という文化を、世界の人々とともに考え、工芸を通して人間と自然との共生の大切さを伝えていきたいと考えます。

工芸研究所 所長 澤田美恵子
副所長 Derek Larsen
副所長 中野 仁人

UNESCO
certificate

澤田 美恵子さわだ みえこ

京都工芸繊維大学大学院 教授
博士(言語文化学)
工芸評論家
https://www.lovekogei.com

京都市生まれ
大阪外国語大学大学院外国語学研究科修了後
グルノーブル大学(フランス)講師、神戸大学助教授、
京都工芸繊維大学准教授を経て現職
著書
『工芸バイリンガルガイド』小学館
『やきもの そして 生きること』理論社
『京の工芸ものがたり』理論社
『工芸の四季-愛しいものがある生活』京都新聞出版センター
『現代日本語における「とりたて助詞」の研究』くろしお出版など多数
主な連載
「工芸の四季」京都新聞の1面のコラム(2012年4月~2013年3月)
「現代のことば」京都新聞(2014年6月~2016年5月)(養老孟司はじめ著名人他40名で連載)
「創造性豊かな国際的工科系専門技術者の育成」事業(2006年度~2008年度:文部科学省)、「文化芸術都市京都の文化遺産の保持・活性化を支える人材育成プログラムの開発・実施」事業(2009年度~2011年度:文部科学省)の採択とその実施で、京都工芸繊維大学学長賞受賞。
現在、文部科学省の科学研究費(挑戦的萌芽研究)に個人として採択され、今年度から3年間の研究費を受けて、工芸の研究のフィールドを京都、東京、沖縄、新潟と広げている。
中野仁人
副所長
デレック ラーセン
副所長
竹村妹子
研究員
金 有加
研究員
藤井マニュエル
研究員
小野友資
研究員

当ウェブサイトに掲載されているコンテンツは、権利者の許可なく複製、転用等する事は法律で禁止されています。

Top